第68回松原ぞうすいの回 レポートその1
ブラ、フィジー南太平洋の楽園へようこそ・・
日時;2014年8月31日(日)12:00〜14:00
場所;松原社会福祉会館(大阪府松原市)
ゲスト;西田ニレシュニさん
プロフィール;フィジー出身。JICAボランティアだった現在の夫とフィジーで
出会う。20年前に来日。子どもは2人。英会話サークルの指導者を経て、現在は
小学校で英語を指導。
藤井寺市在住。趣味は旅行、テニス、ガーデニング、料理、そして「自分が自分で
いられるから」合気道もこなす。多才で活動的な女性です。
料理;フィジーのココナツチキンスープ(ロロ料理の1つです)と白ごはん
ターメリックライスとマンゴープリン(シャルマさんのインド料理)
ファミリーや母娘での参加など、老若男女。
本日もウェルカム、ウェルカムな楽しい集まりでした。
ニレシュニさん、一昨日ラオス旅行から帰ってきたばかり。
お疲れのはずですが、この若々しい笑顔です。
まるで幼なじみの近所のいたずら仲間のようなお二人。
シャルマさんは。有名な美味しいインド料理店「プジャ」の店長。
実はニレシュニさんは島国フィジー、シャルマさんは山国ネパール出身。
でも生まれた土地が、何千キロ離れていても同じインド系で大の仲良しです。
シャルマさん、今日は可愛い息子さんも連れて、ニレシュニさんを盛り上げに参加です。
おかげさまで、美味しいマンゴープリンを一緒に作ってくれました。
中国は広東からの留学生が二人、タンさんとヨウさんです。
日本に来たばかりです。ホワイトボードに綺麗にタイトル書いてくれました。
大入り満員。会場が狭くて、廊下にカフェみたいに、急遽テーブルもこさえました。
お話の内容
最初に政府観光局作成のフィジー案内のDVDで、
美しいフィジーの海の風景や庶民の市場など街の様子、
火渡りの儀式、ロロ料理などの映像を見ました。
フィジーに行った人はまた訪問したくなる、
フィジーマジックにかかるそうです。
次にラグビー選手たちの試合前の情熱的な表情を見ながら、
フィジーの美しい国歌を聞きました。
さらにフィジーのラグビー選手たちの力強い合唱も楽しみました。
さて、ニレシュニさんとの質問タイムです。いくつか、紹介しましょう。
Q;最近、日本人の語学留学者が増えているって本当ですか?
===本当です。フリーバードという学校があります。フィジーは旧イギリスの植民地で、公用語が
英語なので、日常的に英語にあふれたところです。費用も安いので、最近留学先として人気があります。
Q;目が合ったら、ほとんどの人がニコッと笑ってくれる、気軽にブラ!と挨拶してくれるって本当ですか?
===本当です。知らない人でも、挨拶します。(ここで参加者でブラ!と周囲と笑顔で挨拶してみる)
Q;商店は、土曜は午後から戦意喪失、日曜日は最初から戦意なして閉店って本当ですか?
===本当です。しっかり、5日間は働いて、しっかり週末は大切に自由な時間を過ごすという考え方です。
Q;なぜ、インド系の人たちが人口の半分もいるのですか?
===フィジーは昔イギリスの植民地でした。プランテーションで働く人を集めるのに、
よく働くインドの人たちを呼んできたからです。
Q識字率は大人で99%と高いようですが、学校の制度は?
===最近は政府が授業料を負担しているので、小中高と進む生徒が多く、小さいときから英語で授業を受けます。
母語であるフィジー語、もしくはヒンディー語の授業もあります。
Q;子どもたちの様子は日本と、どう違いますか?
===フィジーの子どもは親のしつけは厳しいので、学校ではちゃんとしてて、日本みたいに騒いだりしません。
学校で勉強することが、将来にとって大切だと、教育の重要性を親はわかっているからです。
日本のようにモンスターペアレントもいないです。日本の先生たちは忙しいし、大変だと思います。
Q;どんな仕事や産業があるのですか。
===農業、漁業や観光が中心です。
インド系の子どもたちは成人して、どんどん海外へ職を求めて出て行く場合が多いです。
Q;待ち合わせしても、予定どうり行かないって本当ですか?
===本当です、普通に1時間くらい遅れます。12時に集合でも、1時くらいに行った方がいいかも。(笑)
(フィジータイムはお互いが寛容だそう。でもニレシュニさんはすっかり日本人的に。
日本人以上に時間、スケジュールにきちんとされています。)
Q;フィジーの自慢できる良いところ、20年住んでてわかる、日本の良いところを教えてください。
===フィジーの人たちは本当にフレンドリーで、気軽にお腹すいてる?
じゃあ、家においで、食べていけば、と友好的です。
そして、大自然の風景も本当に美しいです。
日本の人は打ち解けるまで時間がかかりますが、いったん知り合いになると本当に親切ですね。
それと日本では便利な暮らしができますね。
(フィジー留学経験者が言ってました。→「フィジーのあの自由さは日本にはない。
あんまり他人の目を気にしてばかりいたら、疲れない?
自分がそう思っていることに気付いたフィジー滞在でした」と。)
フィジーへの好感度アップで、フィジーに行きたくなる人がきっと増えたことでしょう。
次回は、料理のレシピとメイキング場面を紹介しましょう。