第63回JAFS松原 ぞうすい(雑炊・増水・贈水)の会
ゲスト: 金 晶晶さん (中国・内モンゴル)
内モンゴルの人々の暮らし
「私の故郷〜通遼の紹介」
日 時: 2013年5月26日(日)12:00〜14:00
雑炊: モンゴル雑炊(シッゲンンボタ)
主催:(公益)アジア協会アジア友の会(JAFS)松原
JAFSアジアの人々とともに・井戸を贈って33年
・・・・・・・安全な飲料水を届けよう・・・・・・・・・・・・・・・・
モンゴルの民族衣装を着た人がずらり。楽しいモンゴル体験でした。
この集合写真の中で、モンゴルの方は二人います。誰だかわかりますか?
おそらく、ほとんどの人が正解しないと思います。(ヒントは以下の文章に)
本日のゲスト、金晶晶(きん しょうしょう)さんです。
しっかりとした正しく美しい日本語でした。
幼さの残る笑顔がとても可愛らしいです。
ホワイトボードの文字は、オーストラリアのジェシ君が書いてくれました。
生まれて初めての、挑戦。漢字、ひらがな、カタカナ交じりの大作です!
近頃、男性の助っ人ボランティアさんが増えています。
ひょひょいと気軽に手伝ってくださり、心強いです。
掲示しているには、贈ったカンボジアの井戸の村を訪ねた
スタディツアーのときのもの(2006年)です。
モンゴル留学生たちの日本の母、黒谷さん持参の大量のモンゴル民族衣装。
今日の参加者は、誰でも試着できました。黒谷さんありがとうございます!
建築を学ぶモンゴルからの留学生麗峰君も、着付けを手伝ってくれました。
いっきに華やかになりました。
こちらネパール人もモンゴル体験!
こちらオーストラリア人も!
これはもう、誰がモンゴル人だかわからない!
子どもだって、立派な親善大使。なりきります。
いつもながら手際の良いメンバーです。愛情たっぷりの料理を召し上がれ。
本日の雑炊は、羊肉の入ったモンゴル雑炊。シッゲンボタといいます。簡単です。
レシピは、また後日紹介します。
(お話)
スライドでは、美しい風景写真も見せてもらえました。
また、アニメが好きな金さんゆえ、あちこちに可愛いイラストが入ったパワポでした。
金さんのお話で、印象に残っている部分のメモ書きを紹介します。(文責;管理人)
「私は時代劇の美しい日本語が好きです。敬語も好きです。でも、難しいです。
日本のアニメで好きなのは、「となりのトトロ」や「千と千尋の神隠し」など、宮崎作品です。
日本のアニメを見て、私のように日本語を学びたいと思った人は沢山います。
また、日本では時間厳守とは聞いていましたが、これほどまでとは思いませんでした。
中国の人たちには、日本で経験した話をいっぱい伝えたいです。
日本と中国の人たちが、誤解をといて、仲良くしてもらいたいのです。
私の夢はこの後も日本に残って日本語教育を学び、将来日本語の先生になることです。
モンゴルを紹介できる、このような機会を与えてくださって、ありがとうございました。」
参加者の質問にも丁寧に答えていた金さん。、
遊牧民の数は減少していますが、最近では馬ではなく、バイクで羊を追っている人たちもいると
いうのには、びっくりしました。
また、水道の水は都会では煮沸しないと飲めないことは、オーストラリアでも同じだという事でした。
ネパールの方は、故郷では井戸水でそのまま飲むと言っていました。
(感想)
正しく美しい日本語で最後まできちんと話された金さんからは、美しい日本語へのリスペクトが感じられました。
日本語を大切に話されている真摯な姿に感銘を受けました。
私たちは、正しい日本語で話すことを、普段の心がけとして忘れていないか。
私たちが文化としての美しい日本語を、いい加減に、ぞんざいに扱っていないかと、反省もさせられたたひと時でした。
金さんが、これからも夢に向かって頑張れますように。応援の気持ちでいっぱいです。
金晶晶さん、素敵なお話、ありがとうございました。
(金さんのプロフィール)
モンゴルの東にある通遼出身の金晶晶さんは昨年8月に来日。
子どものころから日本アニメが大好きで宮崎駿の「となりのトトロ」などをみて
日本語に興味を持ち、次第に日本や日本文化への関心が深まり、内モンゴル
大学では日本語科へ進学。
現在大阪松原市にある阪南大学の交換留学生です。
日本へ来ることの夢は果たされました。
1年間の日本滞在です。でも、もっと勉強したいと思っています。